遊び検定不合格 [すず(ねこ)]
お布団たたんで掃除機 と思ったとたん ケモノ登場
すず: かわいいあたしをみてー
和室にお布団で寝ているのですが チビのころからすずにとっては遊びの部屋
なので布団に動きがあると 遊ぶの? って勘違いして寄って来る
すず: あそぶのねーっ
いや…遊ばないし あなたそもそも 遊びヘタでしょ?
すず: あそびへた て おばさんのあそばせかたが へた なのよ ばか
すずは元々遊びがヘタで まず一人遊びができません
フワフワボールとか転がってても 99%ねこまたぎ
華麗にスルーなのです
すず: じぶんでうごかして おいかけるなんて いみがわかりませんし
ボールを手で転がして追いかける という 標準的なネコの遊び
これができないのです
そして飼い主が転がしてやっても シラーッと目をやるだけ
追いかけません
すず: ボールあそびの そもそもなにがたのしいのかが わかりません
追いかけて捕まえて でもまた手からスルリと逃げてって それをまた追う
そういう楽しみ方がネコ社会一般の常識かと… 違うのかしら…
すず: きいたことないわ はつみみだわよ
そうですか…
挙句の果てにですよ すずの目の前でね フワフワボールを左右に転がし
「こーやって遊んでごらんな」 と
おかあさんネコの気持ちになって 優しく導こうとしているおばさんに対して
すず: やっぱりばかね おばさん おばかさん
哀れんだような この目つきです
すず: おばかさんにみえるから そういうことは やりたくないわ
はぁ…
生き物の新鮮な動き以外 追いかける という本能が目覚めないみたいで
市販されているおもちゃや手作り(ヒモや布着れ、丸めた紙など)全て
これまで惨敗でございます
もうお手上げ
なのでココ最近 遊びに誘われても満足させてあげられず
1分ほどで試験は終わり
「はい おばさん失格 次頑張って」
不合格の証のごとく
その場を立ち去るすずのお尻を
毎度毎度見送るのです
すず: きょうはね うしろすがたで しっかーく
結構悩んでるんですよ ほんとにね あそんでくれないからさ
なにやったら喜んでくれるのかなぁ… はぁ…
やもりとか とんぼとか いきのいいえもの つれてきて
それはむーりー